妙蓮寺


西陣にある妙蓮寺、宗祖日蓮大聖人より京都での布教の遺命を受けた日像聖人によって創建されたお寺です。

十六羅漢石庭で有名です。白砂は宇宙を、浮かぶ石は青石が永遠の仏陀、他の石は真理に呼応する地涌の菩薩を現しし、お互いが感応道交している姿を波紋で表現し、法華曼荼羅の世界観を表しているそうです。

奥書院には、絵画家・幸野楳渓筆の「四季の襖絵」があります。「春の野」「夏の池」「秋の山」「冬の川」と一部屋ずつ丁寧に案内していただきました。大変すばらしい絵で、それを見るだけでも行く価値があると思います。

また、御会式桜でも有名です。
10月13日の日蓮大聖人御入滅の日前後から咲き始め、冬の間も小さい花が断続的に咲き、4月8日のお釈迦様の聖誕日ごろ満開となるそうです。春以外に咲く桜はめずらしいですが、種類としては十種類以上あるそうです。御会式桜は、花びらが細く菊の形に似た花の咲く十月桜ではないかと言われているようです。
現在は7分咲きと言ったところでしょうか。寒い冬には、満開よりも今ぐらいの方が、可憐さがあってとてもいい感じです。この桜の散った花びらを持ち帰ると「恋が成就」すると言われているそうです。